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写真集

STYLE BOOK 宮沢りえ, 伊藤佐智子

STYLE BOOK
講談社
発売日:2005-02-05

Rating: ★★★★☆ 

説明を付けるとすれば、「ファッションの可能性を提示している」にでもなるんだろうか。
伊藤佐智子という人が作ったり組み合わせたりした服やアクセサリーを、宮沢りえが身に付けて写真を撮った、という、言葉にすればそれだけの内容。
そして僕は、ファッションについて専門的な知識はほぼ皆無。
なので、この本の魅力というか本質的な部分はあまり理解できていないと思われる。

ただ、んなことは関係無しに、宮沢りえがスゴい。
うわべだけじゃない、厚みのある底力を感じる。
そりゃポージングとか表情とか技術的なこともたくさんあるんだろうけど、恐らくはそれと異なる要因で存在感が漂ってる。
迫って来る感じではなくて、正しくそこに「居る」ような。

女優って、こういうコトなのかねぇ。

−+−+−+−

観ていて気になったのは、時々やけに粗い写真があること。
数人の有名カメラマンが名を連ねているけど、そのうちの1人の写真の多くはノイズが入ってたりボヤけてたりしてる。
デジカメで撮った画像を圧縮しすぎたとか、拡大しすぎたとか、あるいは撮影時にISO感度を上げすぎたとか、まぁ考えられることは色々あるけれど。

あと、印刷の質は全体的にあまり良くない感じ。
黒が浅かったり、キメの細かさが足りなかったり(特に肌が目立つ)。
写真集でも美術誌でもなく、女性誌だから仕方ないのかなぁ……。

なまじ(半端に)詳しくなるとケチを付けたくなるから自分でも困る。

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小西真奈美写真集 「27」

Rating: ★★★★☆ 

被写体に対する興味も去ることながら、AD&デザインが仲條正義氏であることに強く惹かれた。

氏といえば資生堂の月刊誌「花椿」のディレクションが有名で、僕もいくつか観たことはある。
ただ、その他の作品を観る機会が中々なかったので、氏のワザを垣間見る良い機会だと思ったのだ。

で、結果。
やっぱりスゴい。
ただ写真を観るだけであれば「デザイン」という行為が施されていることには恐らく気付かないだろうが、「気付かれないように」写真を配置することがどれだけ難しいことか。
しかも、6年間で撮り溜めた3万点以上という膨大な写真の中から、一つ一つピックアップしていくのである。
……想像するだけで頭が痛い。
(まぁ一人で選んだのではないだろうし、以前から少しずつ選んだりしてたのかも知れないけど、それにしても、だ)

後半、地の色が淡いピンクになっている。
このあたりの変化も何気ないのだけど、その発想と決断を僕は尊敬してしまう。
初めから終わりまで、ずっと白地のままでも間違いではない。ただ、正解でもない。

常に正解を求める姿勢。
「これがデザインかぁ……」と思った。

−+−+−+−

さて、小西真奈美。
これまで舞台はおろか、映画やTVドラマですらマトモに演技を観たことがない。
その姿を見るのは、せいぜいCMか「ミラクルタイプ」くらいである。
でも、この写真集を観て「あぁ、女優だ」と思った。
特に後半、キツめのメイクで睨みつけるようなカットがあるのだけど、(少なくとも僕は)見たことのない表情をしていて、ちゃんと気持ちを入れて撮影に臨んでるんだろうなぁ、と思わされた。
「良い女優」かどうかは分からないけど。
(そういえば「ミラクルタイプ」って、松下由樹とか八嶋智人とかリリー・フランキーとか、ココリコに仕切らせるには勿体ない顔ぶれだ)

ただ、無表情の(というかボンヤリした感じの)写真が多かったのが残念といえば残念。
彼女をアイドル的に好いている人にすれば、ちょっとガッカリな内容かも知れない。

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