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人生に乾杯! ガーボル・ロホニ

Rating: ★★★☆☆ 

※なかなかネタバレしてます。

「ええぇ〜、うーん、まぁ、そう……、でも、あ〜、んー、いや、えーと、でもなぁ…、ん〜……」な感じの終わり方でした。

ほっこりしたくて観に行ったのに、で途中まではだいた期待通りの雰囲気だったのに、なかなかビックリさせられるラストシーンで。

この映画を紹介するときによく「痛快」という言葉が使われますが、僕はそこまでスッキリはしてません。
その言葉を使うなら、もっと突き抜けて欲しかった、というのが正直なところです。

ストーリーや展開の仕方は、ありがちといえばありがち。
ただ、その主人公がおじいちゃんとおばあちゃんで、年金やら資本主義やらの現代的な社会問題を絡めたところに「今」の映画としての価値があるんだろうな、という気がします。

その反面、まだまだ作り込めたんじゃないかと思う部分も結構あって。
もうちょっと密度を高くというか、「ギュッ」と詰まってる感じがあればもっと良かったかなぁ……、と。
コミカルにしようというのもあるし、社会的な問題も取り扱わないといけないし、多少ハチャメチャなところがあった方が面白いけど、あまりに現実離れしてもいけないし、というバランスに気を使い過ぎたのかも。
どこかに方向性を定めて、思い切り振り切った方が面白くなったんじゃないかと思います。

可愛いおじいちゃん&おばあちゃんが好きな人にはおすすめ、かな。

で、結局ラストは、何が本当だったの?
女刑事が回想してるのは、本当のこと? それとも想像?
だとしたらあの瞬間のアレは演技? それとも色々思い返してみたら気付いたとか?

…………。

ん〜…………。

ー+ー+ー+ー

パンフを見て気付いたのだけど、おじいちゃん役の俳優って、役名と同じ?

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グラン・トリノ クリント・イーストウッド

Rating: ★★★★★ 

こういう映画を観た後って、何て言えば良いんだろう。
「面白かった」はちょっと違うし、「感動した」も確実に何かが足りない。
そんなもんじゃ済まされない、大きな“ギフト”がこの映画にはあるような気がする。

ひとりの人間が併せ持つ「強さ」と「弱さ」。
身をもってその矛盾と現実を教えてくれたウォルトは、紛れもなく「父親」だった。

決してハッピーエンドではないけれど、悲しみに暮れる結末という訳でもない。
姉弟はそれぞれに深い傷を負い、これからも辛い経験をするだろう。
でも、「生きる」ことは止めないはずだ。
最後の、少年の顔が、それを強く感じさせる。

あ、分かった。
たぶんこの映画の感想として正しいのは、「ありがとう」だ。

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ミルク ガス・ヴァン・サント

Rating: ★★★★★ 

とりあえず観るべし。
一つの歴史を知る上でも意味はあるし、何より映画としての出来が素晴らしい。
面白い、と言ったらちょっと不謹慎かも知れないけど、久しぶりに強く引き込まれる力を感じた。

ショーン・ペンのことをパンフでは「怪優」と表現していたけど、正しくその通り。
本人にしか見えない。
いや、もちろん本人は見たことないけど。
それくらい自然というか、他の俳優陣も含めて人物の在り方がすごく印象的だった。

ダン・ホワイトを演じた人、怖かったなー。
物語が進むにつれて分かり過ぎるくらい表情が変わっていってた。
人って極限まで追い詰められたらああいう顔になるんだろうね。

この映画の主題はもちろんミルクという人物であり、そのミルクが生きた当時の社会の状況であるのだけど、プライベートな部分や周囲の人物の捉え方が非常に丁寧。
「生きて」ますよ。

キャンドルを手に行進するシーンは圧巻の一言。

かなり昔にドキュメンタリーも作られていたそうなので、そっちも観てみたい。

男同士のキスシーンもあるけど、そんなに性的な表現ではなかったので僕は大丈夫でした。

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